入れ歯
入れ歯
歯は1本1本が支えあって自立しています。
むし歯、歯周病、事故など何らかの原因で1本でも歯を失ってしまうと、残った歯は歯がない方向へ少しずつ移動を始めていきます。そうすると、かみ合わせが悪くなり、むし歯や歯周病の原因になってしまいます。
お口の中は精巧なバランスで保たれているため、1本でも失うと環境が変わってしまうのです。
残っている健康な歯を守るためにも、歯を失ってしまったら、ご自身の症状に適した義歯で補うことが大切です。
歯を失うことのデメリット
一本歯を失うと、お口の中だけでなく全身にも影響を及ぼす可能性があります。
入れ歯の種類
レジン床義歯
レジン(プラスチック)で作られた一般的な入れ歯です。保険適用で、修理・調整を簡単に行うことができます。
金属素材より厚みがあるため、食べ物の温度が伝わりにくかったり、装着時に違和感を覚えたりするといったデメリットがあります。
金属床義歯
費用例:330,000円~(税込)
歯肉に触れる部分が金属素材の入れ歯です。
レジンより薄く作ることができ、お口にぴったりと合う感覚で装着できます。
金属のため温度が伝わりやすく、食事をおいしく感じられるのもメリットです。
自由診療ですが満足度が高く、レジンの装着感に不満を感じる方におすすめです。
ノンクラスプデンチャー(目立たない入れ歯)
費用例:132,000円~(税込)
金属のバネの部分をブラスチックなど目立たない素材で作る入れ歯です。口の中に入れたときに入れ歯特有の金属が見えることがないため、自然な見た目にすることができます。
また、装着感や機能性を考慮して、粘膜にあたる床部分を金属にすることもできます。
割れにくい素材のため、耐久性にも優れています。
入れ歯のケア
●ケアをしないと口臭の原因に
入れ歯を装着すると、自分の歯や歯ぐきとの境目に汚れがたまりやすくなり、これが口臭の原因となってしまいます。
日頃のブラッシングケアで汚れを十分に取り除くことはもちろん、自分の歯にぴったりと合っている入れ歯を使うことも大事です。当院では、他院で作った入れ歯の調整も行いますので、お気軽にご相談ください。
●自分に合った入れ歯でいつまでもおいしい食事を
入れ歯がグラグラしていると、しっかりとかめないので次第にお口の周りの筋力が低下してくる可能性があります。また、入れ歯が不安定なことから食事が楽しめなくなってしまうと、栄養の摂取が偏って全身の筋肉まで衰えてしまいます。
さらに、お口の状態が変化してもずっと同じ入れ歯を使っていると、さらに状態が悪くなる悪循環を招いてしまうかもしれません。
当院では患者さんごとにお口の状態をしっかりと把握し、適した入れ歯をご提供いたします。